Excelでは、ファイルの作成者の情報が自動的に記録されますが、エクセルファイルを相手先に送信するとき(特に取引先会社に送信するとき)には、この情報を削除しておきたい時も中にはあると思います。
この記事では、そんな時にエクセルからファイル作成者の情報を削除する方法を紹介したいと思います。
何も処理しなければ作成者情報は自動で組み込まれる
標準の状態では、Officeをインストールした時に設定したユーザーの名前がファイル作成時・変更時に作成者情報として書き込まれるようになっています。
以下、この作成者情報を消すためにはどのようにすれば良いのか記載していきます。
エクセルで作成者情報を削除する方法の手順
「ブックの検査」機能で作成者情報を削除
1:ファイルをクリック
まず、リボンの「ファイル」をクリックしてから、バックステージビューを表示させます。
2:「ブックの検査」→「ドキュメントの検査」を選択
バックステージビューの「情報」から「ブックの検査」をクリックすると、上画像のようなプルダウン表示が出現します。
このプルダウン表示の中から、「ドキュメントの検査」をクリックします。
3:ファイルの保存
「ドキュメントの検査」をクリックすると上記のような文言が表示されますので「はい(Y)」または「いいえ(N)」を選択してクリックしてください。
4:「ドキュメントのプロパティと個人情報」にチェックマークを付けて検査
「ドキュメントの検査」の一覧から、「ドキュメントのプロパティと個人情報」にチェックが付けらえていることを確認し、「検査」ボタンをクリックします。
5:個人情報を削除
「検査」ボタンを押すと、検査結果が表示されます。
検査結果の一覧の中から「ドキュメントのプロパティと個人情報」について、「すべて削除」をクリックすると、個人情報が削除されます。
最後に削除結果を確認
「ドキュメントの検査結果」を閉じると上記図が表示されるので、削除結果を確認してください。
「作成者」「最終更新者」の情報がすっきり消えてファイル作成者の情報が無くなります。
これで、作成者情報が削除されます。ただ、次に更新した人は「最終更新者」として再び名前が表示されるようになるので、そこはご注意ください
ユーザー名をファイルから外す処理について
EXCELオプションを操作することで、ユーザー名をファイルに埋め込まないように変更する事も出来ます。
頻繁に更新するファイルである場合、最初からユーザー名をファイルから外す処理をしておけば、削除し忘れる心配もないですね
1:「トラストセンター」を表示させる
「ファイル」→「オプション」→「トラストセンター」をクリックします。
そうすると、上図が表示されますので、「トラストセンターの設定」ボタンをクリックします。
ユーザ名の変更・消去
「トラストセンターの設定」ボタンをクリックすると上図が表示されます。
ここで、MicrosoftOfficeのユーザー設定のユーザー名を変更(または消去)して「OK」ボタンをクリックすると、変更が反映されます。
さいごに
実はPowerPointやWordでも、同じ手順で作成者情報を消去することが出来ちゃいます。
エクセルで多くの人と共有する事も出てくると思いますので、作成者情報を消したい場合にぜひ参考にしてみてください。
変な文字が出てきても、意味を知ることで冷静に対処できるようになりますよ。
また、たいていの事はネット検索で解決しますが、踏み込んだ形でエクセルの使い方を学びたい場合は、基礎を中心とした体系的な解説本を用いてEXCELを学ぶ事をお勧めします。
また、本ではなく、映像でEXCELを学びたい方にとっては、1,000円台の定価格で動画授業を選ぶことができるUdemyなどのネット動画で学ぶのもおススメです。
Udemyの場合は、講師の教え方で分かりやすい方・分かりにくい方がいます。事前に予告動画などを見て、自身に合う合わないを必ず確認してから動画を購入してくださいね。