アクティブリスニングとは、会話をとおして話し手の感情を引き出し、話し手が自ら問題解決するための支援を行うという聞き方で、一般的には企業経営などの環境で良く用いられる手法です。
この「アクティブリスニング」を英語に取り入れた学習法について見ていきたいと思います。
アクティブリスニングの特徴
アクティブリスニングは、日本語訳すると「積極的傾聴」と訳され、その名の通り、「相手の言葉を進んで傾聴する姿勢」の事です。
このアクティブリスニングは、アメリカの臨床心理学者であるカール・ロジャース博士が1957年に提唱した「傾聴姿勢」を基に生まれたカウンセリング技法で、企業でも管理者やリーダーの必須能力として活用されています。
そして、この技法を英語にも活かす事が出来、英語力の向上に結び付ける手段として注目を浴びています。
具体的なアクティブリスニングの英語への活かし方
では、アクティブリスニングの具体的な手法について見ていきたいと思います。
下記に書くポイントについてはいずれも日本語で話す際は無意識で実践できていることばかりですが、英語で実践となると、意外と難しいことばかりです。
なので、全てを最初から実践するのではなく、出来る範囲から始めてみてくださいね。
1:先を予測しながら意識的に聴く
これは、相手が話している内容を漫然と聞くのではなく、意識的に相手が次に何を言わんとしているのかを予測しながら聞く事が重要となってきます。
2:聞き取れた範囲を使って話の全体像をとらえる
これはすべての句を聞き取ろうとするのではなく、聞き取れた範囲から話の全体像をつかむ訓練をする事です。
3:明確化する
1・2については主に聴く作業を主体としたものですが、3については相手に一方的に話してもらうのではなく、こちらからもアクションをとって、話の内容を明確化する訓練が必要となってきます。
ここで有効なのが、「Repeat」「相槌」「言い換え」といった手段です。
4:要約する
「言い換え」と手法は似ていますが、特定の部分の言い換えではなく、より大きい範囲の話をまとめる訓練です。
「つまり・・・・・ですよね」と相手の話している内容を要約して話すことが出来れば、英語力も十分に向上している証拠です。
アクティブリスニングへの口コミ・評判
引き続き、アクティブリスニングに対するSNSを中心とした口コミ・評判を見ていきたいと思います。
アクティブリスニングする上での注意点は・・
英語以外にも重要
交渉などでも役立つ手法
英語にも有効なアクティブリスニングですが、英語だけでなく他の様々な場面でも有用という意見が目立ちました。
まとめ
ただ漫然と聞くのではなく、「先の展開を予測しながら聞く」「聞き取れた内容から話の全体像をつかむ」「聞き取れた内容を明確化する」「聞いた内容を要約して伝える」ということを意識的にとり入れてリスニングすることで、リスニング力だけでなく英語力全体が現在より更に上達します。
意識的に取り入れて、実践してみてくださいね。