この記事では、IT資格の最初の関門である「ITパスポート試験」について、10日(または10日以内の最短)で合格するための方法を書きたいと思います。
この記事はこんな人におススメ
- 10日でITパスポート試験を合格したい方
- 1日2時間の勉強時間を確保できる方
ITパスポート試験の特徴
試験実施日 | CBT(Computer Based Testing)方式により随時実施 |
試験地、試験会場 | 全国47都道府県で実施 |
試験時間 | 120分 |
受験料 | 7,500円 |
合格率 | 50%前後 |
では、まず最初にITパスポート試験の概要について見ていきたいと思います。
難易度:IT系のエントリーレベル
IT系には、データベーススペシャリストや基本情報技術者試験などたくさんの国家資格・民間資格がありますが、ITパスポートはその中でも、エントリーレベルの国家試験として位置づけられています。 IPA(情報処理推進機構)に規定を引用すると、
「情報処理の促進に関する法律に基づく国家試験であり、「ITを利用・活用する社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる」
と書かれています。
ITパスポート試験のレベルはエントリーレベル
受験層:20代が約半数
受験層は20代が最も多く約半数を占めています。以下、10代(25%)30代(15%)40代以上(12%)と続いています。
具体的には、社会人が56%・学生44%と、社会人の方が受験人数が多く、社会人のなかでは54%が非IT系企業に勤務している方が受験しています。 また、学生では44%が大学生です。
社会人56%・学生44%
受験者の約半数が20代
ITパスポートの属性別合格率
全体の合格率としては50%前後の方が合格する試験です。
尚、バックグランドについて、IT系・非IT系での違いで合格率にそこまで違いはありません。
難易度としては、5段階中最も簡単な第一段階に位置するエントリーレベルの試験であるため、バックグラウンドの違いが、試験結果に対してそこまで大きく影響をおよぼしていないと予想できます。
・合格率は50%前後
・IT、非ITでの合格率での違いはそこまで無い
ITパスポート試験の試験内容
試験内容
CBT方式で行われ、試験時間120分で4択式の試験です。
CBTというのは、Computer-based Testingの略で、要するにパソコンで行う試験です。
小門は100問で内容 ・IT技術:45問程度 ・IT管理:20問程度 ・経営全般:35問程度となっていますよ。
因みに各分野の詳細は以下の通りです。
IT技術系 | ・基礎理論 ・アルゴリズムとプログラミング ・コンピュータ構成要素 ・システム構成要素 ・ソフトウェア ・ハードウェア ・ヒューマンインタフェース ・マルチメディア ・データベース ・ネットワーク セキュリティ |
IT管理系 | ・基礎理論 ・アルゴリズムとプログラミング ・コンピュータ構成要素 ・システム構成要素 ・ソフトウェア ・ハードウェア ・ヒューマンインタフェース ・マルチメディア ・データベース ・ネットワーク セキュリティ |
経営全般 | ・企業活動 ・法務 ・経営戦略マネジメント ・技術戦略マネジメント ・ビジネスインダストリ ・システム戦略 ・システム企画 |
受験金額・日時
全国各地で試験が行われており、実施場所により実施日程は変わります。
(東京や大阪などの大都市圏では試験回数が多く、地方は少ない傾向があります。)
因みに、試験日は通年で行われており、会場の席が空いていれば受けることが出来ます。
試験金額は7,500円です。
合格基準
試験の合格基準は6割以上とされています。 (合格率は平均して約5割です。)
まとめると、以下の試験概要となります。
試験形式:CBT形式
試験時間:120分
試験内容:100問(4択問題)
試験金額:7500円
実施日時:実施場所により変化(都会の方が多い)
合格ライン:6割以上
合格率:約5割
ITパスポート試験対策について
参考書選び
まず最初に、10日で合格するためには、参考書中心で勉強するより、問題集中心で演習を重ねることをおススメします。
以下、勉強を進めるにあたってのおススメの参考書・問題集について記載していきます。
いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書
上記参考書は解説が詳しくて問題量も適当で、短期決戦には丁度良い参考書なのでおすすめです。(口コミ評判自体も良いです)
ITパスポート 試験によくでる問題集
集中効率して勉強できるので、参考書を読むのを飛ばしたい方は、こちらの問題集だけでも合格点まで引き上げる事が可能ではあります。
具体的な学習の進め方
具体的な勉強の進め方は以下をおすすめします。
- 参考書をさらっと読む(本当に時間が無ければここは飛ばしても良いです)
- 該当する単元の問題を3回繰り返して解く(分からない場合は、すぐに解説を読んでください)
- すべてを通して問題集をする(間違ったところは付箋)
- 通勤時には、アプリで過去問を解き、自分のレベルを見極める。
※ここで注意してほしいのは、じっくり読みすぎない事です。
因みに、該当する単元の問題については、まず解説に目を通して、どこが間違いなのかをチェックつけ、そこを集中的に覚える。という手法は時間短縮によいです。
勉強のポイント1:完璧を目指さない
結論から言えば、この試験は6割取れれば合格なので、完璧を求めないでください。
⇒7割を目指して、ぎりぎり6割を着地点としましょう!!
完璧を目指してしまうと、何時間あっても足らなくなっちゃいます。
7割を目指していきましょう
勉強のポイント2:すき間時間を使って勉強
ずっと机に向かって暗記勉強するのはナンセンスです。 ただでさえ、社会人の方は特に仕事語で疲れているだろうし
⇒通勤の電車の中・ランチ時間・入浴後など時間を分散させて合計で2,5時間勉強すればいいのです。
昼休憩・通勤時・入浴後・早朝など時間を分散させれば集中力もとぎれませんよ
勉強のポイント3:通勤の方は、本と共にアプリもおススメ
過去問演習について、通勤時に勉強するときは本よりもアプリでの勉強もおすすめします
(満員電車中では本だとそもそもページがめくれないリスク為)
どのような形式でもよいのですが、効率を求める場合は、1問1答形式がおすすめです。
具体的な10日間のイメージ
1日目から5日目
参考書+問題集をつかい(もしくは問題集のみでもOK)、問題集を1周させる。
6日目から7日目
問題集だけを用いて、さらに1周させる。(間違った個所は付箋で記しておく)
8日目・9日目
間違った箇所を徹底的につぶしていく(付箋をゼロにする)
10日目
もう一度、問題集を1周させる
さいごに
時間をかければ、じっくり参考書を読んだり、問題にも沢山当たったりとやることはありますが、時間を10日以内での合格と位置づける場合は、7割の得点を取りに行く合格プランの勉強法を記載しました。
難易度は低い試験なので、10日しっかり頑張れば合格します。
必要以上に気負いせずに、ゆったり構えて試験に臨んでくださいね。