このような悩みを抱えている受験生は数多くいると思います。
そして、このような悩みを抱えている受験生に共通することは「間違った英語の勉強法を行っている」です。
この記事では、実力が伸びない英語勉強法の具体例について、どのような方法なのか、どうすれば伸びるのかを見ていきたいと思います。
英語の実力が伸びない英語勉強の具体例
1:闇雲に量だけをこなす英語勉強(客観視できていない)
英語勉強で成績を伸ばすためには、確かに「量」をこなすことは必要であり重要です。
しかし、「戦略」なきまま闇雲に量だけをこなす勉強方法を行っていても、思ったよりは実力が付いていない事が多々あります。
たとえは、英単語の意味を知らない方が「海外ドラマや映画」を字幕なしでひたすら見たり「聞き流すだけ」のリスニング教材をひたすら聞いたところで、あまり英語能力の向上には結びつかないでしょう。
よく「聞き流すだけ」などのフレーズで英語上達を謳うCMを見かけますが、本当に「聞き流すだけ」を実践しても英語力は高くはならないので、注意してくださいね。
(初心者であるほど文法力・単語力・リスニング・スピーキング・ライティングなど様々な方面からアプローチが必要になってきます)
ただ、時間も有限で、限られた時間の中で英語レベルを向上させなくてはならないので、まず最初にすることは、自身の英語能力の把握、そして目的(留学したい・大学受験に合格したい・ビジネスで使用したい等)を明確化して、現時点に向けて逆算して大まかにプランニングすることをおススメします。
2:「話す」「聞く」練習から逃げる
日本では、中学校・高校と9年以上も英語学習を行っており、学習量では世界の国では多い部類に入ると言われていますが、実際の英語力に関しては圧倒的に低く、TOEFL国別ランキングで見ても163か国中135位と低い順位です。
この最たる原因が「話す・聞く」の練習から逃げているためです。
もちろん、文法や単語、リーディングも重要なので、単に「聞く」「話す」のみを推奨するわけではありませんが、恥ずかしいという理由でコミュニケーションから逃げていると、英語上達へのチャンスが逃げて行ってしまします。
3:自分より高いレベルの教材を使用しての勉強
英語に限らず、どの勉強でも同じことが言えますが、自分の実力から背伸びして高レベルの教材を使用して勉強すると、勉強効率が著しく落ちます。
というもの、その教材を勉強する上で必要となる基礎がないので、土台をしっかりさせないまま建物を建築するようなもので、学習で得たものは根付かずにすぐに崩れ落ちてしまう結果になります。
まずは、自分の実力を正確に把握して、それに見合う適切なレベルの教材で学習することをおススメします。
4:洋画や洋楽を使った学習
英語上級者の方が洋画や洋楽を使った英語学習をしていると耳にすることがありますが、これを英語初級者の方が行っても、効率的には著しく低いです。
というのも、洋画などでは様々なスラングが頻繁に登場する上に、英語会話のスピードが非常に速く聞き取るのも難しい事が多いです。
まだ初級~中級の段階の方が学習する場合は、洋画・洋楽で学習をするよりはTOEICなどでリスニング力を鍛える方が、効率という面では良いでしょう。
5:多読や多聴ばかり行う学習
英語を学習すると、沢山の文を読んだり、沢山のフレーズを聴いた方が実力が伸びると勘違いして精読・精聴を疎かにしてしまう方も多いです。
とくにリスニングに対して言える事ですが、単に聞き流すように大量の文を脳に入れるよりも、ディクテーションやシャドーイングなどのトレーニングを挟みながら、精聴・多聴を組み合わせることで、多聴だけを行うよりもはるかに高い効率で英語能力が向上します。
本で学習するなら、以下の本は評価も高く費用対効果も良いのでおすすめです。
まとめ
上記以外にも間違った英語学習は複数存在していますが、その中でも特に多くの方が陥っている間違った英語勉強法について紹介しました。
今まで間違った英語勉強法をしていて英語能力が中々向上しない方はぜひとも参考にしてみてくださいね。