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大学受験での模試の選び方(比較解説) 元京大生が模試の種類&難易度を説明(河合・駿台・東進・ベネッセ…)

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大学受験をする際、受験生の方は様々なタイプの受験を受けることになるけど、一口に模試といっても様々な種類があります。

「記述模試」「マーク模試」「大学別模試」・・・・

そこで気になるのが「大学受験ではどの模試を受けるのが良いの?」「模試にはどんな種類があるの?」「模試ごとの難易度に違いがあるの?」などの疑問。

この記事では、そうした疑問に対して比較解説していきます

目次

大学受験の模試の種類について

では、まずは大学受験用の模試について、どのような種類のものがあるのか見て行きたいと思います、

マーク模試

これは、選択式問題の解答について、回答に該当する箇所を鉛筆で塗りつぶすマークシート型試験で、共通テスト対策に見られるタイプの模試です。

各予備校で受けられるマーク試験

主な予備校主催の試験では以下のマーク模試を受けることが出来ます。

主催予備校 模擬試験名
河合塾 全統共通テスト模試(マーク式)
駿台・ベネッセ 駿台ベネッセ大学入学共通テスト模試
東進衛星予備校 共通テスト本番レベル模試
代々木ゼミナール 大学入学共通テスト共通テスト入試プレ

記述模試

その名の通り記述式の試験です。主に国公立大学の二次試験や一部の私立入試などで採用されており、文章の穴埋め問題や和訳のほか、論述問題や計算式の記述など、形式は様々んです。

各予備校で受けられる記述模試

主な予備校主催の試験では以下の記述模試を受けることが出来ます。

主催予備校 模擬試験名
河合塾 全統記述模試
駿台・ベネッセ 駿台・ベネッセ記述模試
東進衛星予備校 大学合格基礎力判定テスト

冠模試(大学別模試)

冠模試とは、各予備校が各大学の入試形式を再現してつくった模試のことで、実際の入試と同様の形式で出題されます。

もちろん、全ての大学の冠模試があるわけでは無く、主に東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学、北海道大学、名古屋大学、九州大学といった難関国立大学や、慶應義塾大学、早稲田大学といった難関私立大学の冠模試が実施されています。

各予備校で受けられる大学別模試

主な予備校主催の試験では以下の大学別模試を受けることが出来ます。

主催予備校 模擬試験名
河合塾 東大・京大・阪大・北大・名大・東北大・九大・神戸大・早慶・・
駿台 東大・京大・阪大・北大・名大・東北大・九大・神戸大・・
代々木ゼミナール 東大・京大・阪大・北大・名大・東北大・九大・慶応・早稲田・・
東進衛星予備校 東大・京大・阪大・北大・名大・東北大・九大・千葉大・広島大・・

各予備校の模試の特徴・難易度について

塾・予備校によって難易度や出題の特徴は変わりますし、同じ塾・予備校でも様々な難易度・特徴の模試が開かれています。

次に、主な塾・予備校の模試の難易度・特徴を見て行きます。

河合塾


河合塾では年間延べ300万人が受験する全統模試が開催されており、高校生・高卒生を対象に年間30以上の模試が全国で実施されています。

母集団が大きいのが特徴で、母集団が大きい故に合格可能性に対する評価の精度が他の模試より高いのが特徴です。

難易度は、母集団が大きい模試ゆえに難しすぎず・簡単すぎない標準レベルであり、数多くの受験生に対応しています。
なので、旧帝大・早慶などの難関大も含め、国立私立は問わず、一度は受けてみる価値があるスタンダードな模試と言えます。

河合塾全統模試

試験名 内容
全統記述試験 レベル:普通
オーソドックスな試験で、どの大学を受験する層にもおススメできる模試。難関大受験の方にとっては簡単に思える問題も多いけど、自身の学力把握という面で十分に役立ちます。
全統マーク模試 レベル:普通
こちらもオーソドックスな試験で、共通テストを意識した作問です。
大学別模試 レベル:大学に準ずる
各大学の入試のクセを想定して作られた良問。志望大学に該当する場合は受けて損はありません。

駿台


駿台模試は、受験生向けの模試の特徴として、ベネッセと共催で開催されている試験が多いです。質の高い問題と詳細で分かりやすい解説が特徴の模擬試験です。

駿台模試の難易度は、駿台模試に関してはレベルが高いです。
資料が詳細で優れており、自身の弱点が詳しく分かるようになっているのが特徴です。

駿台模試

試験名 内容
駿台・ベネッセ
記述模試
レベル:普通
国公立大から私立大・短大まで完全対応の約30万人規模の記述模試。駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試や、大学入学共通テスト自己採点集計「データネット」とのドッキング判定が行われます
駿台・ベネッセ
大学入学共通テスト模試
レベル:普通
大学入学共通テストに準拠しており、国公立大学から私立大・短大対策まで、全受験生対象の模試。
記述模試とのドッキング判定が行われます。
駿台全国模試 レベル:難
学力上位の母集団の中で、到達学力レベルの把握、全国規模での個人の学力の位置づけの確認が出来る駿台の有名な試験です。
大学別入試実戦模試 レベル:大学に準ずる
各大学の入試のクセを想定して作られた良問。志望大学に該当する場合は受けて損はありません。

東進衛星予備校


東進衛星予備校で受けられる模試の特徴は、なんといっても冠模試の種類が豊富であることです。広島大学や千葉大学といった、他の予備校模試では取り扱いが少ない大学別模試も東進であれば受けることが出来ます。

また、高校2年生向けに、共通テスト同日体験模試が開催されています。

東進模試の難易度は、普通です。

東進模試

試験名 内容
大学合格基礎力判定テスト レベル:易
入試に必要な基礎学力を「大学合格力」と定義。全範囲にわたって、徹底的に大学合格力を診断するタイプの模試。
共通テスト本番レベル模試 レベル:普通
大学入学共通テストと同じ形式・レベルで行われる本番レベル模試で、試験実施日から中5日で成績表がスピード返却されるのが特徴。
医学部82大学判定テスト レベル:難
医学部試験に対象を絞ったタイプの模試で、判定は各大学の出題比率に合わせて判定を実施している模試。
大学別入試実践模試 レベル:各大学に準ずる
各大学の入試のクセを想定して作られた模試。東進の特徴としては、他の模試では扱っていない大学も扱っている所が大きな特徴

さいごに

模試は受けることは大切ですが、受けすぎることは逆に弊害があり良くありません。
また、模試で最も大切なことは復習をしっかりすることです。

決して受けっぱなしにはならないようしっかり復習して弱点の把握と克服に励んでくださいね。

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