PythonだけでWebアプリケーションを開発できるフレームワーク/エンジンとして2017年にリリースされたAnvil。
2020年6月にOSS化されたとのことなので、どのような物なのかを確認したいと思い、実際に試してみました
公式サイト:https://anvil.works/
Anvilってどんな開発環境?
PythonだけでWebアプリを作成可能
「Anvil」は2017年に英ケンブリッジ大学のコンピュータラボラトリーからスピンアウトしたAnvil社が開発したWebベースの開発環境です。
主な特色としては、「PythonだけでWebアプリが開発可能」ということです。
普通、Webアプリを構築する際はPythonだけでなく、Javascript等の複数の言語をミックスさせて制作します。
Pythonは機械学習などには強いけれど、デザイン面に弱い特徴があります。
その為、複数の言語・複数のフレームの知識が必要となるのですが、Anvilでは、AnvilのIDE(統合開発環境)を用いることで、Pythonのみの知識でWebアプリの開発が可能になりました。
すごく便利そうですね
無料プランと有料プラン
プラン名 | 金額(月) |
---|---|
FREE | 0$ |
PERSONAL | 15$ |
Professional | 54$ |
BUSINESS | 329$ |
Dedicated | 715$ |
金額はFREEから月額715$まで分かれており、無料範囲だと、すべての機能が使用できないなどの制限はありますが、簡単なアプリケーションなら十分FREE版で対応できます。
DASHBOARDは英語表記
Anvilのダッシュボードはこのような感じです。
(イギリスの会社のサービスなので、表記は英語)
作成画面は視覚的
作成画面はこのような感じで、Wordpressのような印象を受けました。
DesignとCodeで切替が出来、作成したコードを視覚的に確認できるように設計されています。
また、下記のようなToolBox(WordpressでいうAddQuicking?のようなもの)が設置されており、視覚的にアプリを作成できるようになっています。
データベースはPostgreSQLで構築
AnvilのデータテーブルはPosgre上に構築されたデータベースシステムを採用しており、スキーマの定義が比較的容易にできるようになっています。
簡単なアプリ~複雑なアプリまで作成できる
Anvilを利用することで、簡単なTodoアプリから、Covid19のアプリまで様々なアプリが現在作成されています。
ただ、表記がすべて英語なので、普通にVisualCodeなどを基にして、Html・Css・Python等を用いて作成した方が楽な方も多いと思います。
OSS化しているので、興味のある方はAnvilでPythonのみでWEBアプリを作成してみてはいかがでしょうか!