英単語長として人気の速読英単語(Z会)とシステム英単語(駿台出版)。
共に、大学受験の英語対策として大人気の英単語帳ですが、どちらがより効率的に成績に結び付く英単語帳なのでしょうか。
2つの英単語帳の特色を比較するとともに、口コミ・評判を加味して徹底比較していきたいと思います。
速読英単語×システム英単語の特色比較
速読英単語(必修編) | システム英単語 |
Z会出版 | 駿台文庫 |
見出し語 1900語 派生語・関連語 3100語 | 必出2000 多義語800 |
入門編 上級編 付属CD 他 | Basic Premiun 付属CD 他 |
544ページ | 386ページ |
速読英単語(必修編)
特徴
上記のように、速読英単語(必修編)の単語学習は「文の中で覚える」をコンセプトとして、覚えるべき単語を平易な文章の中に散りばめながら単語を覚えるスタイルです。
この単語学習法のメリットは以下の通り。
- 文章の中で覚えるので、物語とリンクして覚えられる
- 単語力だけでなく、読解能力・実際の文章の中での使われ方も同時に学習できる
と言うのが、速読英単語で単語学習する際の最大のメリットです。
- 心に残るストーリーとともに学習するので、単語とその意味が文脈の中に記憶され、
覚えやすく忘れにくい! - 何度も繰り返し英文を読んで単語を覚えるので、「読解力」「速読力」「英文のテーマ
(=他の英文を読む上で欠かせない背景知識)」も身に付く! - 平均口コミ4.4
主な口コミ内容
これだけで共通テスト8割とれた
単語はこれしかやってないです。あとは適当に長文問題読むくらいしかやってません。共通テストや受験校の対策ほとんどなし。
それでも共通テスト8割、二次試験でも7割近く取れました。
単語はこれさえ覚えてあとは長文の中で知らない単語を補完していけば単語は完成です。
音声データが良い
音声データが気に入っています。電車移動時の長文リスニングも出来るし、単語暗記も音楽に乗せて日本語→英語で流れるので覚えやすいです。別の単語帳使ってる方にもリスニング用にお薦め。または二冊目として上級編を使うのもありです。
ブランク明けで共通テスト190点レベルまで回復した
受験の頃からはかなりのブランクはありましたが、10年ほど前から必要に迫られ英語の再学習をはじめました。今も日常的に英語力アップに努めています。受験英語レベルでいうと、共通テストレベルでいうと今でもコンスタントに190点以上・東大の2次試験では90〜100点程度(8割弱程度ですか)をコンスタントにとれるレベルの英語力まで回復しました。
システム英単語
上記のような「ミニマムフレーズ」で覚えるスタンスの英単語帳です。
単語ではなく、フレーズで覚えることがシステム英単語の大きな特徴です。
この単語帳のメリットは以下の通り。
- ミニマムフレーズで覚えるので、より頭に残りやすい。
- フレーズが長すぎないので、より短時間で覚えられる。
というのがシステム英単語のメリットです。
- 英単語だけではなく例文自体を覚えるので記憶に残りやすい
- 英単語は最新の大学入試問題に加えて、中学校・高等学校の検定教科書、各種資格試験などを分析し厳選
(参考データ)
/大学入試問題延べ10,000回分(25年分)
/各種資格試験の公開された入手可能な問題すべて
/全国の国公立・私立高校入試問題(10年分))
/最新版の高等学校検定教科書8種
/最新版の中等学校検定教科書6種
/新聞・雑誌・書籍・シナリオ・ドラマ脚本など約4億語のデータベース - 平均口コミ:4.5
主な口コミ・評判
様々なテストに対応
共通テストや受験校の対策ほとんどなし。
それでも共通テスト8割、二次試験でも7割近く取れました。
単語はこれさえ覚えてあとは長文の中で知らない単語を補完していけば単語は完成です
効率よく学習できる
早く覚えられるので、3~4日目ぐらいにはスラスラと意味が分かります。1日の熟語帳の時間が大幅に短縮されます。
DLファイルではアメリカ人&イギリス人の発音確認ができる
本書の中に、発音を確かめるための音声ファイルをダウンロードできるURLが載っていて、DLするとアメリカ人とイギリス人の発音の確認ができて良い。
速読英単語・システム英単語のレベルは?
速読英単語
入門編
レベル:中学レベルの英単語を利用しており、対象は偏差値50以下の方、高校1年生、基礎から英語を勉強したい人。
完成後の到達レベル:受験基礎レベル(共通テストだと6割程度がMAX)
必修編
レベル:偏差値50~60程度の方対象
(志望大学:中堅国公立・関関同立・GMARCH以下の大学)
完成後の到達レベル:中堅国公立・関関同立・GMARCH合格レベル
上級編
レベル:偏差値60以上の方対象。
(志望大学:旧帝などの難関国立・早慶などの難関私立)
完成後の到達レベル:どの大学でも合格するレベルに到達
入門レベル・必修レベル・上級レベルと三段階に分かれており、受験まで時間が少ないか方にとっては、「上級編だけ」というようにレベルに応じた1冊をする方が時間効率は良いです。
ただ、時間のある方には、単語力だけでなく読解力も同時に養えるので勉強効率的には良いです。
システム英単語
システム英単語Basic
レベル:偏差値50以下の学生・英語を基礎からやり直したい方
完成後のレベル:共通テストで言えば5割ぐらい。
(Basicの対象レベルは3000語レベルです)
システム英単語
レベル:偏差値50~65程度の方が対象
完成後の到達レベル:マスターすれば最難関大学合格レベル
(4000語~12000語レベルと幅広いレベル)
ミニマムフレーズは何といっても「頭に残りやすい」のが最大の特徴。なので、入試までに残されている時間が少ない方にとっては、手っ取り早く単語を覚えられるのでシステム英単語は「使えます」
どちらが効率よく成績をあげられるの?
これは、その人の勉強スタイルに寄る所も大きいので、断定はできませんが、文章中で覚えるのが好きな方にとっては「速読英単語」。フレーズで覚えるのが好きな方にとっては「システム英単語」です。
ただ、「効率」のみを重視するならば「システム英単語」をおススメします。
というのも、単語を覚えるのに最も重要なのは「復習」であり、何度も何度も復習回数を増やすことで単語が自分の記憶回路に根付くからです。
有名な「忘却曲線」を見ればわかるように1回のみの勉強では1か月後には10%ほどしか頭に残りません。
しかし、期間内に何度も繰り返すことで、記憶回路が太くなり、「英単語」が頭の中に刻まれます。
覚えたことを忘れてしまう前に「復習」することが最も重要で、頭に定着させた状態で試験に臨むのが理想的です。
CDを効果的に使用すると・・・
英単語を覚えるときは、ただ本を読むだけでなく「耳」から同時に覚えた方が記憶に残りやすいです。
また、リスニング対策にもなるので、試験までの期間が長時間のこされているならばシステム英単語より速読英単度を使用するほうが、英語の総合力を養うという観点ではおススメします。
通学時間・休憩時間などの小さな「隙間時間」をうまく利用しながら英単語+リスニング+長文読解を繰り返すことでびっくりするぐらいに英語力が鍛えられてることが実感できるでしょう。
英語・数学など勉強には勉強効率が重要になります。
勉強効率を上げる手段として有効なのが、スタディサプリ。
受験生2人に1人が会員となっており、内容は本物なので、もし使用していない場合、14日の無料体験で実際経験してみるのがおススメ。
(合わなければ、無料期間内に退会できるので、金銭的には痛まないし。)
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